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シャネル
2016/04/16シャネルのアイコンバッグのご紹介
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シャネルのアイコンバッグ マトラッセのチェーンショルダーバッグとは?
ココシャネルがバッグの製作を始めたのが1929年と言われており、翌年の1930年に現在のマトラッセの原型となるバッグが発売となりました。これがシャネルのバッグのスタートであり原点ということになります。
その後1932年〜1933年にマトラッセラインを発表します。
マトラッセのバッグに関しては表と裏から張力の違う糸を使って縫うことで表面をふっくらとさせるようなデザインに仕上げるような作りが特徴となっており、マトラッセという名前もフランス語で「ふっくらとした」というような意味があります。
マトラッセのバッグが革新的であった理由は、それまでバッグといえばハンドバッグというのが当たり前だったところに両手をあけるために肩掛けのチェーンを付けてみたという点にありました。
また、ただチェーンのショルダーだけだと女性の肩からするすると落ちてきてしまうという部分を改善するためにチェーンの間に革のひもを通したことも現在まで続くシャネルの必須デザインへと昇華されることにつながっています。
このチェーンショルダーはそれまでの女性のバッグの概念を大きく変えたことからあっという間に女性の支持を集め、シャネルを代表するアイテムになりました。 -
マトラッセの種類
シャネルのマトラッセは大きさの異なる複数のデザインが存在しており、厳密にこのデザインがマトラッセであるという定義づけは難しいのが現状ですが、一般的には横長のショルダーバッグで2重のフラップになっているデザインのバッグであると考えられています。
また、横幅が30センチのサイズのバッグを中マトラッセ、33センチのものをデカマトラッセというような呼び方をすることもあり、それぞれひとまわりずつサイズが大きいことから通常の26センチタイプよりも数が少なく、人気の高い品物となっています。
マトラッセのバッグにはラムスキンのバッグを中心に様々な素材が使用されています。
シャネルの一番人気素材のキャビアスキンはもちろん、キャンバスやツイード、ベルベット、パテントをはじめ、高級素材のオーストリッチやパイソン、アリゲーター、クロコダイルといったエキゾチックレザーを利用したバッグも少量ながら発表されてきました。
どの素材を使ったアイテムも大変人気が高く、希少な素材のお品物は店頭に並ぶ前に常連のお客様の手にわたってしまうことがあるようです。
色もシャネルのアイコンカラーである黒をはじめとして非常に多くのカラーバリエーションを誇っています。
女性の自立・アイデンティティーを確立したかったというココシャネルの想いが体現された結果かもしれませんね。 -
最後に
シャネルのマトラッセは今も人気のラインです。
独特のひし形の加工が人気で、長年姿を変えず様々なデザインを展開してきました。今回ご紹介したバッグタイプのものは中でも非常に人気が高いアイテムです。
中古でも人気のため、使っていない場合は売却するのもいいタイミングです。