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2019/04/16シャツの洗濯方法は何がベスト?手洗いと洗濯機の使い分けと仕上げ方

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シャツの洗濯方法は何がベスト?手洗いと洗濯機の使い分けと仕上げ方

お気に入りの洋服を長く着続けるためには日々の洗濯・手入れが欠かせません。正しい知識とプロのコツを知っていれば実はほとんどの衣類が自宅でお手入れができます。
洗濯物によって洗濯機洗いか、手洗いかを正しく選ぶことによって、仕上がりに差が出ますし水や洗剤なども節約が出来て一石二鳥の効果もあります。
このコラムではお気に入りの一着を長く着続けるためにご家庭でできる、衣類のお手入れ方法をご紹介していきますのでぜひ参考にしてみて下さい。

  • 袖や襟元などシャツに付く汚れの正体

    袖や襟元などシャツに付く汚れの正体

    洋服を着ようと思ったら襟元や袖に黄ばみが…という経験が一度はあるかと思います。実は日々の生活の中で付く汚れ・シミには3種類のパターンがあります。

    シミや汚れなどを洗濯する前に最低限の知識としてこちらの種類は抑えておきましょう。

    ①水溶性のシミ(しょうゆ・コーヒー・ジュース…など)
    水に溶けやすいタイプの汚れです。普段通りに洗濯を行うだけで簡単にとれるものも多数あり、比較的落としやすいシミです。コーヒーやしょうゆなどの色素の濃い水溶性のシミには台所洗剤が便利です。油溶性のシミに対して力を発揮する台所洗剤ですが、色の濃い水溶性のシミを落とすのにも効果があります。

    ②油溶性のシミ(焼き肉のたれ・ミートソース…など)
    油に溶けやすいタイプの汚れです。水に溶けにくいため、ベンジン・クレジングオイル・台所洗剤などを使って落とすのが基本です。特にシミを落とす力が強いのはベンジン&クレジングオイルです。シミ抜きを行い薄くなったシミには仕上げに衣類用の液体酸素系漂白剤を使えば、しつこいシミも落とすことができます。

    ③不溶性のシミ(墨汁・黄ばみ・サビ…など)
    水にも油にも溶けないタイプのシミです。洗濯したり、台所洗剤やベンジン、クレジングオイルなどを使っても落とすことは不可能で、化学反応をさせて除去するしかない一番厄介なシミです。特に墨は基本的に取り除くのが難しいので、習字や書初めなどで墨汁を使う際は細心の注意を払って下さい。

    日々の生活の中でシミが付いてしまった時はすぐにシミ抜きをすることが大切です。時間が経つほど汚れが空気と反応して黄ばみになってしまい落ちにくくなります。黄ばみになってしまったら漂白処理をしないといけなくなります。漂白処理は洋服の繊維を痛めることになるのでなるべく避けたいですね。シミに気が付いたらすぐに応急処置を行うことが重要です。

    ●シャツの襟元や袖に表れる黄ばみの原因は「汗汚れ」
    大抵の汗汚れは水溶性のシミなのですぐに洗濯すれば問題ありませんが、皮脂のついた汗汚れを放置して時間が経つと黄ばみとなってしまいます。ガンコな汗ジミや黄ばみにならないように日々の洗濯とメンテナンスが重要です。通常の洗濯で落としきれなかった見えない皮脂汚れが時間と共に黄ばみとなって表れます。ガンコな黄ばみには台所洗剤と液体酸素系漂白剤が効果的です。

  • コットン、リネン、シルク…など素材ごとのシャツの洗い方と注意点

    コットン、リネン、シルク…など素材ごとのシャツの洗い方と注意点

    シャツの洗濯・シミ抜きをする前に素材にも気を付けなければいけません。シルクや麻など繊細な素材は洗濯方法なども特殊なため注意が必要です。大抵のシャツが綿100%か綿とポリエステルの混紡の場合がほとんどなので問題なくシミ抜き・洗濯が家庭で行えますが高級ブランド品や綿・ポリエステル以外の繊細な素材を使っているシャツは基本的に手洗いをしましょう。
    この項目ではシャツを洗濯・シミ抜きする前の基本的な確認ポイントを3つ紹介いたします。

    ①洗濯表示の確認
    洗濯表示は衣類に必ずつけることが義務付けられ、家庭における洗濯などの取り扱い方法を指示するために規定されています。洗濯表示を確認して適切な洗濯方法を理解しておきましょう。洗濯表示がすべて×の場合は家庭では洗わず、必ずクリーニング店に相談しましょう。

    ②色落ちテスト
    色柄物はシミ抜きの際に色が抜けたり、他の衣類に色移りすることがあります。事前に目立たない箇所でシミ抜き剤をつけ、白いタオルで叩いてみて「色落ちテスト」を行いましょう。タオルに色が付くようなら色落ちする可能性があります。

    ③漂白テスト
    漂白処理によってもシャツの色が脱色してしまうことがあります。事前に目立たない箇所に綿棒などで漂白剤を塗り、ドライヤーで加熱して反応を確かめてみましょう。衣類が脱色した場合は漂白処理はしないで下さい。

    すべての素材に言えることですが汚れを落とす際は「こすらない」ことが大切です。シミが付いて焦って落とそうとしている箇所を強くこすってしまうと、繊維にキズが付いて擦れが発生してしまいます。擦れが発生してしまうと元に戻せなくなるので注意して下さい。シミ抜きなど汚れを落とすときは「優しく叩く」が基本です。汚れを落とそうとしてついつい力を入れがちですが、必ず叩いて汚れを落としましょう。特に麻やシルクなど繊細な素材は気を付けましょう。

  • コットンシャツの洗い方

    コットンシャツの洗い方

    コットンは多くの衣類にも使われているベーシックな素材です。汗や水を吸いやすく、洗濯が容易ですがコットン100%素材のシャツはシワや縮みになりやすいので注意が必要です。

    手順① 汚れやすい部分を下洗い
    えりや袖口などの部分汚れにはスポット洗剤や液体洗剤、または台所洗剤をつけて約5分ほど放置します。その後歯ブラシで叩いたり、手でもんで部分洗いを行なうと黄ばみの防止にもなります。

    手順② 裏返して洗濯ネットに入れて約40℃の湯で洗濯機にかける
    白物の場合は、より白く洗うために約40℃ぐらいのお湯で洗濯機にかけるのが効果的です。洗濯機の設定はノーマルコースでOK。この時裏返してきちんと洗濯ネットに入れるようにしましょう。裏返して洗うとダメージを防ぎ、ボタンの引っ掛かりが防げます。ネットに入れることで擦れるのを防いでより長持ちします。粉末酸素系漂白剤を入れるとさらに白さが際立ちます。ワイシャツはそこまで気にしなくていいですが、カラーシャツの場合は中性洗剤に液体酸素系漂白剤を入れ、洗濯します。コットンは色移りしやすいので色柄物とワイシャツのような白物に洗濯物を分けることをオススメします。事前に衣類の目立たない所で色落ちテストをしておきましょう。気になる物は水洗い、もしくはぬるま湯で洗いましょう。

    手順③ シワにならないように干す
    洗濯後脱水してからふりさばいて大きなしわを伸ばします。この時脱水時間には気を付けましょう。シワが気になるなら脱水時間は30秒ほどにしておきましょう。細かいシワは手のひらで挟んで、パンパンと叩きましょう。さらに袖口や襟など各部位の縫い目を引っ張ってシワを伸ばすとより効果的です。乾燥機を使うと縮んでしまうリスクもあるのでなるべくハンガーにかけて自然乾燥しましょう。乾燥機を使いたい場合は必ず洗濯表示の確認と長時間かけないように注意しましょう。縮んでしまった際はもう一度濡らして伸ばして干せば改善したり軽減することもあります。

    コットンの特性
    ・乾燥機で縮むことがある
    ・色物は色落ち、脱色することがある
    ・洗濯機で洗えて洗濯が容易。

  • リネンシャツの洗い方

    リネンシャツの洗い方

    主に夏物衣料に使われています。優しい雰囲気の出るお洒落素材です。デリケートな素材ですが軽くて滑らかで冷感があるのが人気です。色落ちしやすい素材なので他の洗濯物と分けて、手洗いやドライマークコースで洗濯しましょう。またシワになりやすい素材なので脱水は短めにしましょう。今回は手洗いの手順をご紹介します。

    手順① つけ置き洗い
    桶に水とドライマーク洗剤を入れ、畳んだシャツをつけ置きします。5~10分くらいが目安です。その後きれいな水ですすぎます。すすぎの最後に洗濯のりや柔軟剤を使用すると仕上がりが良くなります。

    手順② タオルで脱水
    乾いたタオルで挟んで押したり、丸めたり、叩いたり、踏んだりして水気をタオルに吸わせるタオルドライをするとシワ防止になります。洗濯機で脱水する場合は10秒程度の短時間で。

    手順③ 陰干し
    麻は日焼けしやすいので陰干しにします。乾燥機を使うとシワになるのでなるべく避けましょう。

    リネンの特性
    ・手洗いかドライマークコースで洗濯
    ・色落ちしやすいので白物と洗わない
    ・シワになりやすい
    ・麻特有のふんわり感がなくなるので乾燥機はNG

  • シルクシャツの洗い方

    シルクシャツの洗い方

    光沢感としなやかな感触が特徴のシルク。格式高い場所で着用されることが多く、主に高級衣類に使われています。非常にデリケートな素材なので手洗いでの洗濯がオススメです。リネンと同様、シルクも色落ちしやすいので他の洗濯物と分けて洗いましょう。

    手順① つけ置き洗い
    桶に水とドライマーク洗剤を入れ、畳んだシャツをつけ置きします。3~10分くらいが目安です。

    手順② すすぎ⇒柔軟剤
    きれいな水で1~2回すすぎます。最後に柔軟剤と水を入れた桶にくぐらせると仕上がりが良くなります。

    手順③ タオルで脱水
    リネンと同じくタオルドライがオススメです。生地が傷みやすくシワにもなるので乾燥機はNGです。

    手順④ 陰干し
    シルクは日光によって変色が起きるので陰干ししましょう。型崩れやシワが気になる場合は生乾きのうちに当て布をしてドライアイロンをする方法もあります。

    シルクの特性
    ・色落ちしやすいので他の洗濯物と分けて洗う
    ・生地を傷めるので乾燥機はかけない
    ・日光などで変色&退色しやすい

  • 襟汚れなど部分的な汚れが落ちない場合

    襟汚れなど部分的な汚れが落ちない場合

    洗濯で汚れが落ちない場合はシミ抜きをしましょう。シミの種類によって処理の仕方は様々です。この項目ではシミの例をあげて家庭でできるシミ抜きに使える身近な物をご紹介いたします。

    ●しょうゆのシミ抜き
    しょうゆは水溶性のシミなので付いてすぐなら落ちやすいシミです。ただ時間が経つと落ちにくくなりますのでシミが付いたらすぐに処置することがポイントです。台所洗剤を使用します。

    ●焼き肉のたれのシミ抜き
    焼き肉のたれは水溶性と油溶性が混ざったタイプのシミとなります。油溶性のシミにはクレジングオイルが有効です。

    ●油性ボールペンのシミ抜き
    油性ボールペンのシミはエタノールを使うと家庭でも簡単に落とせます。ただ水性やゲルインクは難しいので付いてしまった場合はプロのクリーニング屋にお願いしましょう。

    ※タオルはこまめに場所を変えましょう。同じ場所を使うと移したシミが再び衣類に移る場合があります。

    ●血液のシミ
    水溶性とタンパク質の混合シミとなります。ついてすぐであれば落ちやすいですが、時間が経つと血液のタンパク質が化学変化で硬化してしまい落ちにくくなります。血液のシミにはアンモニア水が効果的です。

    以上がシミ抜きの参考例になります。そしてお気づきになった方も多いかと思います。「台所洗剤」の万能さに…
    食器などに残ったガンコな油汚れを洗い流す洗浄力は、大部分のシミにも有効です。「何かシミを付けてしまったらとりあえず台所洗剤」 、これだけでも覚えて頂ければと思います。

    より詳しく服の染み抜き方法をまとめたものがございます。ぜひこちらもご覧ください!”古着のシミ抜き!古着を驚くほどキレイに洗濯する方法

  • 形態安定シャツでらくらくノーアイロン

    形態安定シャツでらくらくノーアイロン

    アイロンがけをする暇がない、忙しい現代人のために1993年頃から形態安定シャツというアイテムが出回るようになりました。
    折り目やシワなどの変化を与えても、水につけて乾かすことで記憶させた形状に戻るよう加工された繊維を使用した形態安定シャツは数多くのブランドから発表されており、ビジネスマンの心強い味方となっております。

    形態安定シャツは主に綿やポリエステル混紡の素材となっておりますが製品開発が進み、最近では綿100%の形態安定シャツも登場しています。ポリエステルは通気性・伸縮性が悪くなるという欠点があるため、一般的には綿100%の形状記憶シャツのほうが高品質とされています。しかし綿100%ですと形態安定性は低くなってしまうため、小じわができてしまうこともあります。
    徹底的に合理性・形態安定を望むのであればポリエステル混紡、綿の風合いを残してお洒落を楽しみたいという方は綿の割合が多いシャツを選ぶのが良いかと思います。

    ●形態安定シャツのお手入れ方法
    基本的に家庭での洗濯を想定して作られているのでアイロンがけやクリーニングは不要です。(すごい!)
    むしろ高温アイロン乾燥をすると防シワ加工に影響を与えてしまいシャツの寿命を縮めてしまう可能性があります。もしご家庭でアイロンがけをする場合は「低温で軽く部分的なアイロンがけ」を心がけましょう。

    干し方としてはシワを伸ばすように叩くなどして形を整えながらハンガーにかけ、風通しの良い陰干しをしましょう。これだけで形態安定シャツの性能を上手に引き出すことができます。(すごい!)


    メーカーによって形態安定シャツも様々な種類があります。形態安定シャツを購入する際は「W&W性」を目安にすると良いでしょう。

    W&W性 …ウォッシュ&ウェアー性の略。洗った後のシワ度合いを数値化したもの。一片のシワもない最高の状態を5級として5~1級まで等級があります。一般的に3.2級以上が形態安定シャツと言われています。

    忙しい時代だからこそ形態安定シャツを手に入れて、らくらくノーアイロンなライフスタイルを過ごしていきたいですね。

  • まとめ

    普段何気なく着ている洋服ですが実は色々と考えて作られております。
    デザイナー・パタンナー・縫製などメーカーや作り手の思いを大事にして、エンドユーザーである私たちが大切に着ていきたいですね。こんな大量生産大量消費の時代だからこそ、物を大切にした「for long」なライフスタイルを過ごしませんか?
    飽きてしまった不要な洋服がある場合は是非エコスタイルにお売り下さい。経験豊富な鑑定士がトレンド・デザイン・希少性・状態・ニーズを加味して1点ずつ丁寧に査定いたします。皆様のご利用を心よりお待ちいたしております。

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