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2021/08/02洋服のお手入れと汚れた際の応急処置 ~長く使用する為に~

洋服 手入れ

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洋服のお手入れと汚れた際の応急処置 ~長く使用する為に~

今回は洋服の日頃から出来る簡単なお手入れから、汚れてしまった時の応急処置をご紹介します。 毎回すぐにクリーニングにお願いできればいいですが、なかなかクリーニングに出せないのも現実です。日頃から洗えるものならいいですが洗えない物もあります。   気に入った洋服やちょっと贅沢して買った有名ブランドの洋服、ずっと着ていたいと思いませんか?いつかは買い替えるにしても長く着られるに越したことはありません。洗濯した方がいいのか、防虫剤を使用するのはどうなのか、気になりますよね?   今回はちょっとした、簡単な、日頃から出来るお手入れから、緊急時のとっさの応急処置をご紹介いたします。また、普段は難しいシミ落としのやり方も合わせてご紹介いたします。いつもの服も、もっと長く使用して下さい。

  • 洋服を着た後は?

    洋服を着た後は?
    どんなに良い洋服でも、日ごろからのお手入れを怠るとすぐに駄目になってしまいます。逆に日頃から丁寧に使用すれば長く使用する事が出来ます。良い洋服は生地や作りがしっかりしていますので、基本的に破けて使えないよりは毛玉や色褪せなどで使用できなくなるのではないでしょうか。

    洋服を使用した後は、汚れや汗をかいていないもので、洗わないで保管するのであれば、ブラシで埃を落として保管します。ブラッシングする事で毛の絡みがほどけ、埃が落ちますので、長持ちします。特にウールやカシミヤなど動物の毛を編んだものはピリングが発生しやすく、静電気で埃や花粉などが付きやすいので、使用した後のブラッシングが効果的です。

    また、ジャケットやコートなど、脱いですぐクローゼットにしまうのもNG。湿気が残ったまま保管するとカビやにおいの原因になります。片づける前に少し出したままにしてから保管しましょう。
  • 洋服は洗った方がいい?

    洋服は洗った方がいい?
    結論から言うと、洋服は衛生的には毎回洗うのが良いです。ただ悩みどころではないでしょうか。洋服が傷むかもしれないから洗うのは控えた方がいいのでは、でも汚れたものを着たくないし、、、と考えると思います。

    洗濯すればするほど洋服は確実に痛みます。洗剤によるダメージや擦れなどのダメージがありますので、洗濯をする際には結構洋服にダメージがあります。ですから、種類によって洗う頻度を変えるのがベストかと思います。

    ジャケットやコートなどは4.5回着てからクリーニングや洗濯に、パンツやシャツなど直接肌に触れる物はもちろん毎回洗った方がいいです。シルクなどの特殊な素材は1回使用で洗った方が見栄えは長持ちします。皮脂や汗による変色が著しい素材ですので、気が付いたら黄ばみやシミが発生していることもあります。

    デニムなどオシャレの為に洗わない、という人もいるかと思いますがバクテリアなどが繁殖し衛生面でマズイことになっていますので洗った方がいいです。アメリカのクリーニング協会ではジーンズは基本的に3回に1回は洗った方がいいという事です。

    夏場は汗をかいているので不衛生ですし、冬場は凶悪な細菌が活発ですからね。とは言ってもなかなか洗う事が無いですし、3回に1回という頻度も多い気がしますね。もう少し後でもいいのではないでしょうか。ただ洗わないのは周りの汚れや細菌が付いているので控えた方がいいです。

    ダメージが気になるのであれば手洗いで優しく洗って下さい。干す時は陰干しで色あせを防いだ方がいいですが、日光の消毒効果は強いのでたまに日光に当てるのもよさそうです。ただし洗濯表示マークに従いましょう。
  • 洗えない洋服は?

    洗えない洋服は?
    お家で洗えない洋服もたくさんあると思います。洋服の品質表示タグには洗濯マークが付いていますが、その部分を見るとどのように手入れをすればいいのかが書かれています。

    ここで気を付けなければならないのは、ドライマークです。ドライマークとドライセキユマークの違いの意味は分かりますか?ドライマークはオシャレ着用洗剤で洗う事が出来ます。ドライセキユと記載してあるものは、クリーニング屋さんが使用している石油系の洗剤で洗うという事です。家で石油系の洗剤を使う事は出来ないので、クリーニング屋さんにお願いしましょう。

    そのほかの表示はそのままの意味で、水洗いできるか出来ないか、漂白剤は使えるかどうか、手洗いか洗濯機のソフトコースでも大丈夫なのかが書かれています。しっかり確認して選択しましょう。ちなみに自己責任にはなりますが、毛皮などの特殊すぎるもの以外は、ドライセキユでも水洗い不可でも洗う事は一応できます。どうしようもない時には手早く手洗いで洗って下さい。

  • 洋服を保管する方法は?

    洋服を保管する方法は?
    洋服を保管するときは当たり前ですが、どのアイテムも保管前には洗濯し、風通しの良い日陰に保管しましょう。湿気が溜まると使用していない物もカビが発生したり、縫製時に触られた部分などが変色するなど良い事は何一つありません。

    晴れた日は押し入れを開けて空気を入れ替えたり、すのこを入れるなどは効果があります。箪笥などに仕舞う際にはパンパンに詰めずに、7割ぐらいまでで抑えましょう。詰め込むと湿気が溜まってしまいます。乾燥材などを入れるのも一つの手です。また、虫食いを避けるためにも防虫剤を使用するのをお勧めします。

    箪笥用、クローゼット用など用途に合わせたものを購入しましょう。防虫剤と乾燥剤の併用は効果的です。虫やカビを防いでくれます。ただし、防虫剤は一部の素材が変色するという事もあります。基本的に無いですが、洋服の表記を見て確認しましょう。
  • 防虫剤の臭いが気になるときは?

    防虫剤の臭いが気になるときは?
    防虫剤を使用するときに気になるのは臭いなどではないでしょうか。防虫剤の臭いは、揮発性の物ですので、数日干しておいたり、ドライヤーなどで一気に飛ばすことが出来ます。

    基本的に臭いがする防虫剤は、においその物が防虫成分ですので、臭いがする範囲が効果範囲です。臭いが強いほど効果が期待できます。かといって同じ防虫剤をたくさん入れても効果が際限なしに上がるわけではありません。表記に従って使用しましょう。

    防虫剤には何種類かあり、パラジクロロベンゼン系やナフタリン系は臭いが付いているため、気になる方もいらっしゃいます。最近では無臭系のピレスロイドを使用した防虫剤もありますので、好みで使用してもいいと思います。

    ただ、特に気にならないしカビも抑えたいという事であればパラジクロロベンゼン系が防虫防カビの効果があるのでおすすめです。また、防虫剤は併用すると溶けることがあるので併用しないようにしましょう。
  • 汚れが付いた時の応急処置は?

    汚れが付いた時の応急処置は?
    洋服に○○をこぼした!○○で汚した!という時の応急処置をご紹介いたします。洗う際には洗濯表示に気を付けてくださいね。

    ・醤油、ソースなどの調味料
    日常生活で一番遭遇する物ではないでしょうか?一番多く遭遇しますし、一番目立ってしまいます。付いた際は、すぐにそれ以上付かない様拭き取ります。しょうゆなどすぐに吸い込まれる物も綺麗な濡れタオルでたたくと薄くなります。

    残念ながら外出先で落とすことは出来ませんので、完全に落としたいのであれば早めに家で洗いましょう。出来るだけ乾かない様濡らしていた方が落ちやすくなります。

    家に帰りついた際にはそのまま洗濯するのもありですが、落ちないこともあります。ワイドハイターなど酸素系漂白剤を付けて洗うだけで大体落ちます。重曹と混ぜるとほぼ落ちますのでお試しください。

    ・血液
    急に鼻血やケガ等で血液が服についてしまった際は、すぐに水で流しましょう。衛生的にも良くないですし、乾燥すると落ちづらくなります。この際お湯を使用するのはNG。血液の血小板は熱で凝固してしまうので、必ず水で流します。

    処置が早ければ水で洗い流して洗濯するだけでOK。時間が経過した際には酸素系漂白剤を付けて洗います。さらに時間が経ってしまったもので普通に洗っても落ちなかったものなどは、少し手間がかかります。

    酸素系漂白剤と重曹を混ぜて、シミに塗り込み、ドライヤーや洋服用のスチームを当ててから洗います。超強力のシミ落としになりますので、洗濯表示に気を付けて、多用しないでくださいね。基本的に手早く済ませれば脱色まではしないことが多いです。

    ・口紅やファンデーションなど
    女性は朝早くから忙しいですよね。出勤前やお出かけ前、ついつい急いでメイクをしてしまう事ありませんか?うっかり手を滑らせて口紅を落とした、コンシーラーやファンデ―ション、マスカラを落として洋服に付いた、という事も起こりえます。

    残念ながら化粧品を落とすのは困難で、通常のクリーニング屋さんでは落とせないことが多くあります。試しに洗ってみるのもいいですが、通常しみ抜きは手を加える程困難になります。通常のドライクリーニングではまず落ちないですし、普通の洗濯でも落ちません。

    化粧品は肌につけて落ちづらいように油分が含まれていますので、洗っても洗剤が弾かれてしまいます。もし自分でどうしても洗う場合にはベンジン等溶剤が必要です。下手に自分で洗ったりドライクリーニングをするよりか、染み抜きに自信のあるクリーニング屋さんにお願いするのがベター。付いてしまったらそのままお願いしましょう。手を加えると大切なお洋服がダメになるかもしれません。

  • 最後に

    最終的に着ない洋服などが出てきますよね。最後まで着倒した。もうよれよれ!という場合は捨ててもいいでしょう。ただ、あまり着ない洋服や買い替えて着ないという洋服を捨てるのはもったいないですよ。服を捨てるのは福を捨てると言われています。

    満足した福は次の方に繋げて廻しましょう。着ない洋服は売却すれば、損はしないですし、次の方も喜ばれます。もちろん着ないままずっと保管するのもダメ。新しい福を入れるところも無いですし、必要ない物を持っておくのも縁起が良くないです。

    上手く洋服を整理し、クローゼットもすっきりとして新しい福を迎えませんか?エコスタイルなら幅広いブランドの買取を行っています。点数が多い時は宅配買取も便利です。ぜひご相談ください。

この記事を監修した担当者

  • 吉本訓典,AACD協会基準判定士、リユース営業士,エコスタイル鑑定士

広尾店、銀座本店の鑑定士を経て店舗サポート課に配属され複数店で鑑定士を経験。
エコスタイルのコンテンツのコラムや買取実績などを担当。鑑定士で培ったブランド知識やメンテナンスの知識を活かしコンテンツを制作している。
    吉本訓典,AACD協会基準判定士、リユース営業士,エコスタイル鑑定士

広尾店、銀座本店の鑑定士を経て店舗サポート課に配属され複数店で鑑定士を経験。
エコスタイルのコンテンツのコラムや買取実績などを担当。鑑定士で培ったブランド知識やメンテナンスの知識を活かしコンテンツを制作している。
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    吉本訓典
    AACD協会基準判定士、リユース営業士
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    広尾店、銀座本店の鑑定士を経て店舗サポート課に配属され複数店で鑑定士を経験。
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