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2023/12/19ダウンの汚れを自宅で手入れする方法とクリーニングに出す場合とは

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ダウンの汚れを自宅で手入れする方法とクリーニングに出す場合とは

今回はダウンの汚れを綺麗にする方法をご紹介します。自宅での手入れ方法やどういう場合にクリーニングに依頼するかをご紹介いたしますので、汚れてしまって気になる方は参考にしてみてください。

ダウン系のアイテムは冬場に使用するため、毎回クリーニングに出すものではありません。冬になると活躍するダウンアイテムですが、使用している間に汚れがついてしまったり、いろいろな臭いを吸い込んで気になってしまうものです。
普通の洋服と違ってほぼすべてのアイテムにドライクリーニングマークがついていて、自分では洗えないとあきらめている方もいるのではないでしょうか。

今回はダウンの汚れを自宅で手入れする方法や、自宅で洗わない方がいい場合などをご説明いたしますので参考にしてみてください。

  • ダウンの汚れを落とす方法

    ダウンの汚れを落とす方法
    ダウンアイテムの汚れを綺麗にする方法は大きく分けて3つあります。自宅で洗う場合もご紹介していきますが、すべてのものに使えるというものではないので、本当に大事な高額なブランド品であれば高級品を扱うクリーニング店に依頼しましょう。

    ダウン製品の洗濯表示はほぼすべてドライマークがついています。洗濯表示としては石油系の洗剤で洗うマークですが、ダウンの場合はクリーニング店では水洗いされています。理由は皮脂汚れなどはドライクリーニングでは落とせないのとダウンや羽毛の油が溶け出してしまい、ダウンのシミや詰め物の痩せにつながるためです。
    自宅で洗う場合は水洗いになるのでその点は問題ありませんが、高級品は非常にデリケートなものもあるので心配ならきちんとしたところに依頼しましょう。高級ダウンのクリーニングの相場はジャケットが3000円~4000円、コートが4000円~5000円です。

    洗濯機での洗い方
    洗濯機を使用したダウンの洗い方ですが、まず洗濯機に入れる前に、ダウンの服についている汚れやほこりを落とし、ポケットの中や袖口などの隠れた箇所もできるだけ綺麗にしておきます。特に汚れが目立つ部分には、洗濯前に洗剤をちょっと濃いめにつけておきましょう。

    洗濯機には、ダウン専用の洗剤を使用しましょう。ダウンは非常に細かな羽なため、強い洗剤や漂白剤を使うと油が抜けたり、羽が傷んでしまうことがあります。洗剤も適量を守りましょう。洗濯機が指定した水量に対して洗剤の陽気に書かれている量を指示通りに洗剤を入れましょう
    洗濯機の設定は、「弱」または「おしゃれ着洗い」など、生地が繊細なものを洗う設定を選ぶのがポイントです。また、水温は低めに設定し、冷水を使うとさらに優しく洗うことができます。汚れを落としたいからとお湯で洗うとダメになってしまうので注意が必要です。

    洗濯が終わったら、軽く脱水し、乾燥機を使用してダウンを乾かします。偏りなどが怖い場合は手で優しく押して脱水し、タオルを押し当てて水けを取りましょう。乾燥機は、低温で長めの時間を設定し、途中でダウンを取り出して軽く払いながらふわふわさせると良いです。完全に乾燥するまで時間をかけることで、ダウンのふわふわ感が戻ってきます。完全に乾くまで羽がしぼんでいるので痩せて不安になりますが、しっかりと乾いてほぐれれば戻ります。

    自然乾燥の場合は日陰で平干しにして数日置いておきます。ただ乾燥機を使用していない場合羽がほぐれづらいため痩せて見えることが多いので注意が必要です。

    手洗いでの洗い方
    手洗いでのダウンの洗い方ですが、まずは洗面器やバケツに水をはります。水温はぬるま湯が基本です。もし大きな洗面器などが無ければ湯船を使用して手洗いしてもいいでしょう。

    洗剤はダウン専用の洗剤を使用しましょう。ダウンアイテムを入れる前に水に溶かしておきます。洗剤は少なめの量を使い、よく泡立てます。

    ダウンアイテムを水につけ、優しく押し洗いします。特に皮脂汚れの目立つ部分や臭いの気になる箇所には、洗剤を直接つけてよく泡立てながら洗います。ただしもみ洗いや擦り洗いにならないように気を付けましょう。ダウンの折れ、ダウンの抜けの原因になります。洗い方や洗剤の使用量は、ダウン製品の取り扱い説明書を参考にしましょう。

    洗いが終わったら、しっかりとよくすすぎます。洗濯用のバケツや洗面器があると便利ですが、ない場合は蛇口の下にダウンアイテムを持っていくのも一つの方法です。軽く押しながら水を切り、水を何度も入れ替えて、最後も押して水気を取り除きます。

    乾燥は風通しの良い場所で行います。直射日光に当てると、色褪せや劣化の原因になるため、日陰で乾かしましょう。干すときは、ダウンをたたまずに広げて干すと形が崩れにくいです。

    クリーニングに出す場合
    ダウン製品は、水洗いが難しい場合や素材によっては水洗いができない場合があります。そのようなときは、クリーニングに出すことをおすすめします。高級ブランドの場合や、年数が経過しているものはクリーニングをおすすめします。

    クリーニング屋さんにダウン製品を持っていき、汚れの状態や素材を説明します。クリーニング業者は、ダウン専用の洗剤や方法を用意しているため、繊細なダウンアイテムもしっかりとクリーニングしてくれます。ただダウンは難しいアイテムのため、高級服専門のクリーニング店に依頼することをおすすめします。最近では宅配クリーニングできるところが増えているので、自宅からまとめて送って依頼することができます。

    ダウン製品は高価なものが多いため、正しい洗い方やクリーニング方法を守って長く使い続けることが大切です。適切なケアをすることで、ダウンのふわふわ感や暖かさを保ちながら、快適に使用することができます。
  • ダウンの汚れごとの対処法

    ダウンの汚れごとの対処法
    ダウンアイテムについた汚れごとの対処法をご紹介します。難しいと感じた場合はクリーニングに依頼することをおすすめします。

    油汚れの落とし方
    ダウンジャケットにつく油汚れは、普通の洗濯ではなかなか落ちにくいものです。油の場合は洗剤をはじいてしまうため、通常の洗濯の場合はベンジンやクレンジングオイルを使用して油膜をはがしてから洗うことが基本です。完全に落ちない場合もあるので気を付けましょう。
    まずは、中性洗剤を使用して、油汚れにしっかりと浸透させます。その後、やさしくこすって全体を通常通り洗います。中性洗剤を使ってシミのところだけ洗おうとすると水シミになるので中性洗剤を使用したあと、必ず全体を洗います。

    シミ抜き方法
    シミ抜きは中性洗剤を使って落としていきます。一緒にレモン汁や重曹を塗り、軽くこする方法も効果的です。頑固なシミには、専用の洗剤やクリーニングを利用することもおすすめです。シミになったものは非常に頑固なため傷めないように落とすのは至難の業です。

    カビの予防
    ダウンジャケットは湿気の多い場所にしまい込んだり、長期間使用しなかったりすることで、カビが発生する可能性があります。カビは見た目だけでなく、においやアレルギー症状の原因にもなりますので、予防と対処が必要です。
    ダウンジャケットを保管する場所は乾燥させることが大切です。一度カビが生えると通常の洗濯では除去することが困難です。クリーニング店に相談することをおすすめします。

    ダウンジャケットの汚れに対する対処法をご紹介しました。通常の洋服などと違い、強い洗剤や洗い方ができないため、目立つシミなどがついてしまうと自分で対処することが難しくなってしまいます。大きい場合はクリーニング店に依頼することをおすすめします。
  • ダウンの手入れにおすすめのアイテム

    ダウンの手入れにおすすめのアイテム
    ダウンジャケットや羽毛布団など、ダウン製品は暖かく快適な睡眠や防寒に欠かせないアイテムです。しかし、そのダウン製品の手入れは洗濯機と普通の洗剤だけではできません。最低限専用の洗剤などが必要になります。必要なものやあるといいものをご紹介します。

    ダウン専用洗剤
    ダウン製品を洗濯する際には、専用の洗剤を使用しましょう。通常の洗濯用洗剤は使用できません。専用洗剤には、ダウンや羽毛の風合いを損なわずにしっかりと汚れを落とすための成分が含まれています。市販の洗剤ではダウンの効果が半減してしまうことや劣化につながるもあるので、注意が必要です。

    家庭用乾燥機
    ダウン製品を洗濯した後は、乾燥機を利用してしっかりと乾燥させることが重要です。乾燥機には、専用の乾燥モードがある場合もありますので、それを利用すると良いでしょう。また、低温でゆっくり乾燥させることで、ダウンのふっくら感を保つことができます。

    ブラシやベルト
    ダウン製品は長い間使っていると毛玉やほつれができることがありますが、そんな時にはブラシを使って優しくブラッシングすることで改善することがあります。また、干すときにベルトを使って軽くタイトめに締めることで、ダウンが内側に寄って形を保つことが出来ます。

    以上、ダウンの手入れにおすすめのアイテムについてご紹介しました。お手入れをしっかりと行うことで、ダウン製品の効果を最大限に引き出すことができます。ぜひ、日常のお手入れに取り入れてみてください。
  • ダウンの長持ちさせるコツ

    ダウンの長持ちさせるコツ
    ダウンジャケットや羽毛布団などのダウン製品は、その軽さと保温性の高さから人気がありますが、繊細で適切なケアをしないと徐々に劣化してしまいます。ダウンを長持ちさせるためには適切な収納、保管方法が必要です。

    収納時の注意点
    収納時の注意点ですが、ダウン製品をしまう際には注意が必要です。収納する前には完全に乾燥させることが大切です。汗や湿気で濡れたまましまうとカビや臭いの原因となりますので、十分に乾かしてから保管してください。また、直射日光や高温多湿な場所も避けるようにしましょう。

    ふっくら感の復活方法
    ふっくら感の復活方法についてです。ダウン製品は使用するうちに徐々にふっくら感を失ってしまいますが、定期的なメンテナンスでふっくら感を取り戻すことができます。ダウン製品を逆さまにしてたたくことで中に空気を入れながら羽をほぐして復活させることができます。

    夏場の保管方法
    夏場の保管方法ですが、ダウン製品は長期間しまっておくことがありますので、十分な対策が必要です。まず、虫除け対策として、防虫剤を使用するか、乾燥させたハーブを一緒にしまうことをおすすめします。また、湿気対策としては、湿気を逃すために不織布などの袋に入れることや、通気性の良い場所に保管することが重要です。クローゼットの場合、定期的に開けて換気しておきましょう。

    適切なケアをすることで、ダウン製品の寿命を延ばし、ふっくらさを保つことができます。ぜひ参考にしてください。
  • ダウンと別素材の組み合わせの洋服の時の洗い方

    ダウンと別素材の組み合わせの洋服の時の洗い方
    ダウンと別の素材が組み合わされた洋服のの汚れの手入れ方法についてご紹介いたします。衣類を長く綺麗に保つためには、正しい手入れが重要です。以下で、ウール、革製品、シルクといった素材別の手入れ方法を詳しくご説明いたします。

    ウールの洗濯方法
    ウールを使用したダウンアイテムの場合は通常のダウンアイテムと同じように洗濯すれば大丈夫ですが、乾燥機は使用できません。
    まず、製品についた汚れをブラシなどで優しく取り除きます。次に、洗濯機を使用する場合は、専用の洗濯ネットに入れて弱い洗濯モードで洗ってください。洗剤はダウン専用のものを使用してください。すすぎは十分に行い、洗濯後は、横に平らに広げて陰干しし、形を整えることをおすすめします。

    革のお手入れ方法
    革を使用しているものは残念ながら自宅では洗えません。レザー部分の劣化などが発生してしまうためクリーニング店に依頼しましょう。クリーニング店でも断られることが多いので高級ダウンを取り扱っているクリーニング店をおすすめします。

    シルクのお手入れ方法
    シルクを使用しているものも残念ながら自宅では洗えません。あまりないものですが、高級ダウンブランドではたまに見られる組み合わせです。購入時にお手入れまで考えて買うという方は多くないと思いますが、お手入れのコストがかかることも考えておきましょう。
  • まとめ

    ダウンアイテムの汚れの手入れについてご紹介いたしました。

    ダウンアイテムに汚れがついてしまった場合、自宅で手入れすることも可能です。ただし絶対ではないため自己責任で実施しましょう。高級ダウンの場合は劣化やダウン抜けの可能性があるため心配な場合は高級ダウンを取り扱っているクリーニング店に依頼するのが安心です。

    洗い方としてはダウン専用の洗剤を使用し、洗濯機や手洗いで優しく洗うことになりますが、難しそうと感じたのであればクリーニング店に依頼した方が後悔しません。持っているダウンで練習できるものからやってみて、自信が付いたらメインのものにチャレンジしていきましょう。

    収納する際にはしっかりと乾燥させて、湿度の低い場所に保管しましょう。汚れたまま、湿気があるまま保管するとシミやカビが発生してしまうので注意が必要です。

    ダウンアイテムは大体の場合ドライクリーニングマークがついていますが自宅で汚れを手入れすることが出来ます。ちょっと洗ってみたい、という場合はチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。

この記事を監修した担当者

  • 吉本訓典,AACD協会基準判定士、リユース営業士,エコスタイル鑑定士

広尾店、銀座本店の鑑定士を経て店舗サポート課に配属され複数店で鑑定士を経験。
エコスタイルのコンテンツのコラムや買取実績などを担当。鑑定士で培ったブランド知識やメンテナンスの知識を活かしコンテンツを制作している。
    吉本訓典,AACD協会基準判定士、リユース営業士,エコスタイル鑑定士

広尾店、銀座本店の鑑定士を経て店舗サポート課に配属され複数店で鑑定士を経験。
エコスタイルのコンテンツのコラムや買取実績などを担当。鑑定士で培ったブランド知識やメンテナンスの知識を活かしコンテンツを制作している。
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    吉本訓典
    AACD協会基準判定士、リユース営業士
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