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2016/06/12耐磁性ならオメガのアクアテラ

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耐磁性ならオメガのアクアテラ

生活の中に存在する磁気。今や人間が生活する空間に磁気が存在しない場所などほとんどありません。この磁気に大きな影響を受けるのが腕時計です。今回はそんな磁気の耐久性を追求したアクアテラのお話です。  

  • 磁気が時計に与える影響

    磁気が時計に与える影響

    時計にとって、磁気が大敵なことはみなさんご存知かと思います。しかし、知ってはいても磁気に対する対策やケアをされている方はそんなに多くないと思います。
    磁気の影響を受ける時計への影響は実感がありませんもんね。ただ、少しずつ蓄積していく磁気はやがて故障の原因にもなりかねません。

    スピーカーや携帯電話、パソコン、磁石、その他家電製品から発せられているのです。その磁気を毎日受けてしまうことで「進む」「止まる」「遅れる」などの異常が発生します。
    クォーツ腕時計が磁気によって与えられる影響は内部のコイルを動かすパーツに影響が出ます。結果、クォーツが正常に動作しなくなってしまいます。
    自動巻きはテンプへ磁気の影響が出ます。中に滞留する磁気が徐々に溜まっていき、限界を超えると不動状態となります。日々の気配りと、定期の脱磁メンテナンスが重要なのです。

    iPad内部には10コ程度の磁石が、公共交通機関にTV、ラジオ、スピーカー、私達の生活には磁気は欠かせないものとなってしまいました。

  • 磁気との戦い

    磁気との戦い

    元々、耐磁性に特に着目されたのは第2次世界大戦の際に、時計が磁気を帯びて故障するケースが増加していました。
    原因となったのはレーダースクリーンでした。この時代、時間もレーダーも生き残る為に超重要なものです。

    英国空軍はこのコトに対して、ムーブメントを軟鉄で作ったムーブメントシールドの採用を提案しました。これが耐磁性能の始まりです。ちなみに、このシールドは90年代のオメガの時計に使われていることが多くあります。簡単なパーツですが、なかなかの効果があるようですね。しかし、それから何年も耐磁性の進化がありませんでした。

  • オメガ アクアテラ 15000ガウス

    オメガ アクアテラ 15000ガウス

    そこで2013年に発表されたのは15000ガウスを耐えることができる腕時計、オメガ アクアテラ 15000ガウスです。
    オメガ アクアテラ 15000ガウスはこれまでのカバー型の耐磁方法をやめ、パーツそのものの耐磁性を上げる方式を採用しています。例えば、ロレックスのミルガウスは裏蓋が二重になっていました。オメガ アクアテラ 15000ガウスの取り組みは全く新しい視点です。
    ちなみに、何故このような方法をとったかというと、裏スケモデルとして発売する為でした。耐磁性を上げているにも関わらず、大切なムーブメントをガラスケースで晒してしまうという矛盾が市場に衝撃を与えました。

    面白いのは、全てのパーツに耐磁性を追求していないことです。特殊パーツが使用されたのは、
    ヒゲゼンマイ
    テンワ
    天真
    アンクル
    ガンギ車
    ピボット
    カナ
    以上のような少数程度のパーツです。

    ヒゲゼンマイをシリコン、テンワにニッケル・リン、天真、アンクル、ガンギ車、ピボット、カナにはニヴァガウスを採用しています。パーツが金属でなくなり、そもそも磁気が帯びなくなるので15000ガウスをクリアできたようです。素晴らしい発想ですね。また、その発想を実現することも素晴らしいです。

  • 最後に

    時計にとって時期は大敵です。今の時計は全体的に耐磁性が高くなっていますが、オメガの耐磁性は別格です。

    日常生活においてあまり意識したことはないかもしれませんが、実は気づかない間に蓄積している可能性があります。

    オーバーホールを定期的に行っていれば、磁気を抜く作業も一緒に行っているので気にしなくてもいいことも多いですが、長年使いっぱなしという場合は要注意です。

    長く使いたい、という場合はオーバーホールを行いましょう。

お見積もりだけ・初めての方でも大歓迎!