エメラルドの買取実績をバイヤーがご紹介
エメラルド買取相場例
代表モデルと買取参考価格



ビビットグリーンエメラルド2.12ct メレダイヤ0.76ct ペンダントトップ
当社買取価格400,000円

コロンビア産鑑別書付き ルースエメラルド10.21ct エメラルドカット
当社買取価格1,200,000円

k18×pt900 オーバルカットエメラルド3.2ct メレダイヤ3.2ct
当社買取価格254,000円

pt900 カボションカットエメラルド7.6ct ダイヤリング1.82ct
当社買取価格252,000円

pt950 ライトグリーンエメラルドリング1,2ct ダイヤモンド1.05ct
当社買取価格110,000円

pt950 エメラルド3.12ct ダイヤモンドリング1.3ct
当社買取価格150,000円

pt900 エメラルド1.08ct 1.07ct メレダイヤ0.77ct 0.78ct ピアス
当社買取価格150,000円

pt900×pt850 ペアシェイプエメラルドネックレス 2.33ct
当社買取価格80,000円
カラーにより買取金額は前後いたします。

商品例)pt900 アンティークエメラルドリング10.44ct メレダイヤ1.02ct
当社
買取価格1,500,000円
付属品
エコスタイルでは宝石の鑑定に優れた査定士が多く在籍しています。現品のみの査定は可能ですが、お持ちの鑑別書があれば一緒にお持ち込みください。産地が書かれた鑑別書があればより正確なお見積もりが可能です。
貴金属相場変動
エメラルドはコロンビア産以外にはほとんど金額が付かない事が多いです。コロンビア産以外のエメラルドの場合は地金の価格が重要になります。金相場は常にチェックして高価買取を狙いましょう。
査定力
宝石のお買取はお店選びが非常に重要です。お店によって査定金額に25倍もの差が出たという記事が新聞に出た事もございます。せっかくの貴重なエメラルドは高価買取のエコスタイルにお任せください。
デザイン
エメラルドは古くから人気のあった貴重な宝石です。アンティークデザインとして評価できるジュエリーもありますし、現代のトレンドに合ったジュエリーもございます。ジュエリーとして評価できる場合はデザインも金額に反映させて頂きます。
産地・処理
エメラルドの高価買取ポイントは産地と処理です。基本的にはコロンビア産エメラルドが高く、その中でも色の改善が施されていないノンオイルエメラルドは高額査定になります。ノンオイルエメラルドは素手で触らないように丁寧にお持ち込みください。
強化買取アイテム
お客様の声
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最初は金の買取依頼のつもりでした。
祖母の貴金属が何点かありました。とても大事にしていた物だったので、しっかりと価値を見極めてくれる買取店にお願いしたいと思い調べていたところ、広尾にエコスタイルというお店を見つけました。まずは、見積もりだけの予定で査定を依頼した所、金額が付かないと思っていた宝石の部分にもしっかりと買取金額がついていました。
特に金額が高かったのはエメラルドが付いているリングで、あまり大きな石ではありませんでしたが、金の価格よりも高い査定額になっていて驚きました。どうやってこの査定額になったのかの説明も1点1点してもらったので納得する事ができ、その場で売却を決定しました。バイヤーからのお返事
エコスタイルへのご来店、誠にありがとうございました。
当店では金・プラチナの買取は勿論の事、エメラルドなどの宝石の買取金額に絶対的に自信をもっております。金・プラチナの買取は明確な基準があるため、お店によってそこまで買取金額が変わる事はありませんが、宝石は完全に鑑定士の目利きによる査定になりますので、買取金額が大きく変わる場合がございます。当店の買取金額調査によりますと、買取金額が実に30倍違うお店もありました。
エメラルドを含む宝石は定価がない物なので、買取金額の目安や相場が把握しずらいと思います。相見積もりをして納得されても良いと思いますし、鑑定士が多く説明してくれるお店を選ぶべきかと思います。大切な宝石はプロの鑑定士がいるエコスタイルを、今後ともどうぞご利用くださいませ。 -
エメラルドを1番分かっている買取店を探していました。
エメラルドを1番分かっている買取店を探していました。宝石が大好きでかなり高品質な物をたくさん集めていましたが、年を重ねて、本当に大好きな物だけに囲まれた生活をしたいと考え、宝石の売却を検討しました。売却するにしても、大好きな宝石をしっかりと査定してくれるお店、また次に使ってくださる方が大切にしてくれるお店を探していたところエコスタイルを見つけました。
何店舗か相見積もりに出していましたが、どこも納得する金額はつけてくれませんでした。20ctのエメラルドだったのですが、査定額は20万円〜100万円の所が多い中、エコスタイルでは150万円の提示になり、購入価格の半分くらいになったので売却を決めました。バイヤーからのお返事
エメラルドがルビーやサファイアと異なる事は、比較的大粒の個体の産出が多いという点にあります。宝石とは希少性と美しさの総合評価で価格が算出されます。宝石とは結晶なので、大きくなればなるほどその希少性は跳ね上がります。エメラルドもその例外ではありませんが、ルビーやサファイアに比べると、大粒だからと言ってそこまで希少性が跳ね上がる事はありません。逆に1ctでも本当に美しい物は40万円程の価格をお付けする事ができます。純粋に美しさが最も評価されるという点において、個人的にはかなり好きな宝石です。今回はAランク以上の美しさが確認できますし、石目も20ctとかなり大きかったので高額査定をさせていただきました。他にも、素晴らしい宝石のお持ち込み、楽しみにお待ちしております。
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出張買取でエメラルドをお買取りさせていただきました。
高額な宝石になるので家から持って出歩くことが億劫で、出張買取を依頼しました。自宅にお呼びするのも少し嫌でしたが、電話の対応がとても良かったので思い切る事ができました。
専門的な道具をいくつかもってきてくれ、全てのお品物をとても丁寧に鑑定してもらいました。金額は買った時の事を考えると完全に満足という訳ではないですが、世界情勢や為替、今の宝石の需要の話などを詳しく聞くことが出来て、納得できる価格でした。バイヤーからのお返事
エコスタイルの出張買取のご依頼、誠にありがとうございました。
エコスタイルでは出張買取、手ぶら買取、宅配買取などお客様に合わせて様々な買取方法をご提案させていただいております。リユースで世界をより豊かにするという想いがあり、2016年から「リユーズドメゾンエコスタイル」に店名を変更いたしました。素晴らしいお品物を高くお買取りさせていただき、素敵なユーズドをセレクトしたお店にしていきます。
関東では広尾店、六本木店で販売もしております。素敵なお品物に出会えますように、日々頑張ってお買取りさせていただきます。 -
リピーター様から素敵なエメラルドをお買取りさせていただきました。
いつも、エコスタイルを利用させていただいています。
かれこれ5年間くらい通い続けています。エコスタイルは幅広いお品物の買取をしていて、お洋服、アクセサリー、お酒、食器類をよくお願いしています。最近になって初めてしったのですが、実は金や宝石の買取がかなり高いという事を店長さんからお聞きしました。金や宝石は違うお店に買取を出していたのですが、試しにエコスタイルに持っていくと特に宝石にしっかりと金額が付いた事に驚きました。
そこで、ずっと使わずに持っていた特別なエメラルドを査定に出すきっかけになりました。バイヤーからのお返事
U様、いつもご利用ありがとうございます!
エコスタイルでは幅広いお品物の買取を行っております。いつも、素敵なバッグやお洋服、ありがとうございます。今回はエメラルドをお買取りさせていただきましたが、おそらく他店と最も買取金額に差を付けられるお品物が宝石だと自負しております。特に、エメラルド、ダイヤモンド、サファイア、ルビーはかなりの差が付くことが予想されます。
他にも使わない宝石がございましたら、ぜひエコスタイルにお持ち込みください。
エメラルド買取強化しています。
【エメラルドの相場観】
エメラルドはルビーやサファイアと比較しても高価な個体が多い宝石です。特に最近は緑色の宝石が好きなアジアの購買意欲が高くなっている事が相場上昇の1つの要素です。他にアジアの購買意欲によって相場が上昇している宝石としては、珊瑚や翡翠があげられます。エメラルド、翡翠、珊瑚、ともに日本でも人気が高い宝石でしたので、バブル期を絶頂に大量に輸出された宝石です。
2015年度の国内買取相場で、Aランクが1ctあたり5万円にまで成長しました。Sランク以上の逸品になってくると1ct辺り20万以上の金額が付くこともあります。宝石の評価は様々ですが、基本的には色、輝き(照り)、傷を総合的に判断して評価されます。これに加えまして、各宝石にボーナスポイントが存在します。エメラルドの場合は処理と産地にボーナスポイントがあります。色石の面白さは、このボーナスポイントにあると思っていまして、買取店によって金額が違うのもこのボーナスポイントが目利きの重要な要素になるからです。宝石の価値は「美しさ」と「希少性」の両側面で決定されますが、ボーナスポイントはどちらかと言うと「希少性」にフォーカスした宝石の奇跡的な側面を物語っているのですが、買取の際は美しさだけではなく、この希少性まで鑑定してくれる業者を選ぶことが高価買取の秘訣です。
エメラルドはそもそも傷が多い宝石です。基本的には傷が一切ないエメラルドは存在しないと考えても良いくらいです。もし、傷が一切ないにも関わらず、非常に綺麗なエメラルドに出会った時は模造石である事を疑って大丈夫です。
エメラルドは傷が多いので基本的にオイル含侵処理が人工的に施されています。透明な油を注入する事で傷が目立たなくなり、照りや色が改善されるのです。オイル処理は表面にまで到達している傷から注入します。表面の傷の事を「面キズ」と言いますが、エメラルドの傷の評価は面キズが大きく影響します。
面キズがほとんどないにもかかわらず綺麗なエメラルドの場合は、人工的なオイル含侵処理が少ないという判断ができますし、逆に面キズが多いエメラルドで油が抜けてきているものは、油を注入する事で美しいエメラルドに生まれ変わる可能性があるとも言えます。宝石の相場はこのような考え方によって合理的に決定されています。
数は極めて少ないですが、まったくオイル処理がされていないノンオイルのエメラルドは非常に高い相場で、通常のエメラルドの約10倍の相場になります。他の宝石でもそうですが、処理をする必要がない程美しい事が宝石の最も価値の高いポイントです。コランダムにおける非加熱も同じ事がいえます。
エメラルドの約50%はコロンビア産です。ちなみに、通常の買取店ではコロンビア産以外のエメラルドの買取は非常に低い金額になります。コロンビア産の次に重要な産地になるのはザンビア産で、青みを帯びたグリーンが特徴です。ジンバブエ、サンダワナ産は平均0.1ct以下の小さなエメラルドが産出され、ザンビア産とはとは対照的に黄色味が強く明るいトーンのエメラルドが多いです。
パキスタン、スワット産は意外にも最高品質のエメラルドが産出されますが、数が非常に少ないのでほとんど流通していません。このように、同じエメラルドでも産地によって特徴があります。エメラルド以外にも産地によって特徴が宝石は多数あります。色石は産地によって大きく相場が変わってくるので買取の際には産地も含めて隅々まで評価してくれる業者に依頼する事が重要です。
後ほど、エメラルドの産地の特徴をご紹介いたします。
エコスタイルでは少しでもエメラルドの良い評価を鑑定させていただきます。他社様では評価ポイントに入っていない事までしっかりと拝見させていただきます。
【エメラルドの産地毎の特徴】
■コロンビア産
エメラルドの産地としては最もメジャーで、宝石として価値のあるエメラルドはほとんどがコロンビア産です。本来、王室に献上されていたエメラルドのほとんどはコロンビア産です。時の支配者であるスペインによって、コロンビア産の上質なエメラルドが多く運ばれました。宝石の価値とは永続的に美しさを持続するところに見出せるので、今でも世界のオークションで当時のコロンビア産エメラルドは注目の的となります。2009年のサザビーズでは、コロンビア産エメラルドが12ct 5,000万円の高値で取引されてます。これはオイル処理がほとんど施されていないエメラルドで、いわゆるノンオイルのエメラルドは約10倍の相場が付きますので妥当な金額と言えます。
エメラルドのコロンビア産の中でも伝統的な鉱山が存在します。ルビーのビルマ産の中でもモゴック産が特別なように、コロンビア産のエメラルドでもムゾー鉱山から採れたものが最も価値が高いとされています。鉱山まで把握してくると宝石の見方がまた楽しくなってきますね。
■ザンビア産
ザンビアはジンバブエに隣接している共和国制を取っている国家です。アフリカ南部に位置し、ジンバブエ同様かつてはイギリスの領土でした。
経済規模が非常に小さく、およそ日本の島根県と同等と言われています。主な産業が農業と銅鉱業で、エメラルドの産出が国の大きな経済を担っています。
エメラルドの産地は50%がコロンビア産ですが、その次がザンビア産と言われています。1930年代に初めてザンビア産のエメラルドが発見されますが、商業目的でエメラルドが採掘されるようなるまではなんと30年ほどのタイムラグがあります。今では、ザンビア国内の鉱山で次々に採掘が始められ多いときでは月間100ct以上のエメラルドの産出があります。
産出量は多いですが品質でコロンビア産に大きく劣るエメラルドがザンビア産です。その大きな理由が結晶の組織が異なることです。本来エメラルドの結晶は六方柱形なのですが、ザンビア産は結晶その物がうまく形成されていないため、綺麗な発色をする事が少ないです。したがって、ジェムクオリティというよりはアクセサリークオリティとして流通する事が多いです。
■サンダワナ産
産出量はコロンビアの次にザンビア産が多いですが、品質ではコロンビアの次はサンダワナ産が優れています。アフリカ大陸の南部に位置する国で、共和制の国家で、首都はハラレと言う街です。2003年まではイギリス連邦の加盟国であり、この年を境に脱退する事になります。上質なエメラルドの産出もありますし、エメラルド以外にはダイヤモンドも採掘できる恵まれた土地です。
サンダワナ鉱山は地下150メートルにまで及んでいます。商業目的でエメラルドが採掘されるようになったは遅く、20世紀に入ってからの事です。 1950年代に南アフリカ人である商人が採掘活動を始めますが、2年間掘り続けやっと掘り当てたのが1956年の事だそうです。そこからサンダワナ産のエメラルドの商業目的による採掘が始まりました。
【エメラルドの鑑定道具】
エメラルドの鑑定にはカラーフィルターが欠かせません。別名「エメラルドフィルター」ともいいまして、1934年に開発されました。もともとは、鑑定のためではなく、当時鉱山で採れる緑の石の中で素早くエメラルドを見分けるために発明されました。当時はその場で見分ける方法が無く、いちいち持ち帰ってから成分を調べるのが主流だったそうです。カラーフィルターが発明されなければ店頭で素早い買取はできていないですね。そう考えると偉大な発明だと思います。
このカラーフィルターの登場で、鉱山で採掘し、その場でエメラルドかどうかを判断できるようになりました。
使い方も非常に簡単でペンライト等で光をあてたエメラルドをカラーフィルターを通して見るだけなんです。模造石はフィルターの黒色により暗く見えます。ザンビア産等の低品質のエメラルドもほとんど光を発しません。本物のエメラルドは赤系の色に見えます。質の高いエメラルド程赤系の強い光を発し、低品質の物ほど黄色やオレンジ系の光を発します。フィルターは赤色と黄緑色の一部分の光のみが透過するように作られており、赤色に見えるのは、エメラルドのクロムという成分が反応しているからです。ただし、コロンビア産エメラルドは母岩に鉄が含まれているので、クロムよりも鉄分が強く反応して赤色が分かりにくい時があるので注意が必要です。
このカラーフィルターはエメラルド以外の査定でも活用できます。例えば似ている宝石で、ブルートパーズとアクアマリンを比べてみるとアクアマリンは黄緑色を示します。一方、ブルートパーズはカラーフィルターを通してみても変化がありません。ブルートパーズは石には、ほぼ金額が付かないのですが、アクアマリンは大きくて質が良い物は値段が付きます。カラーフィルターは今では宝石の鑑定に欠かせないアイテムですね。
【エメラルドの伝説】
エメラルドは愛、幸福、誠実の象徴とされる宝石です。コロンビア産のエメラルドは三相インクルージョンと呼ばれ、中に気泡が確認できます。その気泡によって美しい庭を思わせることから「天国の見える石」とも呼ばれています。このようにエメラルドが幸福や愛の象徴とされるきっかけになった逸話をご紹介します。
■フラテラの峰
エメラルドの伝統的な鉱山、ムソー鉱山は美しき女王フラとその夫テラが支配していました。ある時、金髪で青い目をした男シスゴがこのムソーへやってき、豊かなムソーの地を手に入れるために、女王フラに求愛するふりをしたのです。
この誘いを受けてしまった女王フラは、神のボルボルに罰として岩に変えられてしまいました。一時の気まぐれの不貞で岩に変えられた妻フラの事を夫のテラはそれでも愛しくしく思い、せめて彼女の隣で彼女を見つめていたいと思いました。そこで、自分も岩になり妻の傍にいたいとボルボルに懇願したのです。
フラはテラの自分に対する愛の深さを知り、自分と同じように岩になったテラを見て、涙しました。その涙は岩を伝って流れ落ち、美しい緑の石となって土に埋まったそうです。フラの痛みや苦しみの涙が地中深くにまで達し、より深い綺麗な緑の石となりました。これがエメラルドの始まりと言われています。
今もムソー地区には山の峰が2つ並んでおり、原住民はそれをフラテラと呼んでいます。
■ミカエルとルシファーの戦い
もともと双子の天使ミカエルとルシファーがいました。ミカエルが天使の象徴、ルシファーが悪魔の象徴として知られていますが、この2人の間での戦いがエメラルドの起源だと言われています。ミカエルとルシファーの戦いで、ミカエルの炎の剣がルシファーの冠からエメラルドを叩き落とした時に勝敗がつきました。戦いに敗れたルシファーはサタンと呼ばれるようになります。戦いの時にルシファーの冠から落ちたエメラルドは大地と衝突して砕け散ったことから、現在でも無傷のエメラルドは無いと言われる根源がここにあります。ルシファーの冠から落ちたエメラルドは、くり抜かれて聖杯となりイエスキリストが最後の晩餐で使用したと言われています。
【エメラルドのカットについて】
以外にエメラルドの評価でカットの要素は語られませんが勿論カットも評価の対象になってきます。ダイヤモンドの世界共通の評価基準である4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)はあまりにも有名ですが、この基準は基本的に全ての宝石に共通します。明確な評価は色と照りという概念によって標準化する事は出来ませんが、鑑定するポイントはどの宝石も同じです。
しかし、意外にエメラルドのカットの重要性を買取店で語られる事は少ないのではないでしょうか。カットは原石から美しい宝石になるために、最大限の美しさを表現する技術の集約ですので、宝石を語る上でははずせない要素です。またその時代のトレンドを表現している事も多いです。ダイヤの場合であれば、今の時代ではカットがよくなければ高値がつかない状況になっています。小さくても美しく輝くカットの良いダイヤの動きが良いのが昨今の特色です。
エメラルドと言えば、「エメラルドカット」が圧倒的に伝統のあるカットです。これはエメラルドの原石が六柱形の結晶であるため、1番目減りが最も少なく美しくカットできるからです。エメラルドの原石は柱の外側の部分に濃い綺麗なグリーンが見られる事が多く、中は色が抜けて見えます。この外側の部分のみをカットして研磨する事で美しいエメラルドが完成します。エメラルドカットは傷がとても見えやすいカットです。傷がある事が前提となっているエメラルドだからこそ、傷を気にせず目減りが少ないこのカットが伝統となっているのでしょう。傷が目立ちやすいカットなので、ダイヤモンドでエメラルドカットが使われているものは、クラリティグレードが非常に高いです。
エメラルドのエメラルドカット以外の価値は約7割ほどに落ち着きます。