印傳屋
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｢エコスタイル｣

印傳屋とは、天正10年に創業した、「甲州印伝」の伝統を現代に伝える細工所です。

江戸後期に数軒あったといわれる印伝細工所のうち、唯一残ったのが印傳屋です。印伝とは印伝革の略で、なめした羊や鹿の皮に染色し模様付けをした細工ものです。主として袋物などに用いられ、細かいしぼが多く肌合いが良いという特徴を持っています。中でも「甲州印伝」は、経済産業大臣認定の伝統的工芸品として、山梨県（甲州）で400年以上にわたり伝承されてきた、鹿革に漆で模様付した特別な細工物です。

印伝という名称は、印度伝来を略したもので、南蛮貿易の時代に輸入されたインド産の装飾革に由来していると伝えられています。しかし日本に印伝細工が知られたのはもっと古い時代で、奈良時代の、印伝の足袋が正倉院宝庫内に、印伝の文箱が東大寺に残っています。印傳屋は甲州印伝の総本家として、脈々と伝えられた技術を現代に伝えています。江戸時代の巾着、銭入れや煙草入れ等を、ハンドバッグやスマートフォンケースなど現代の新しいスタイルの製品に変え、さらに新しいものにもチャレンジを続けています。

エコスタイルは、この貴重な日本の伝統技術を伝える印傳屋の製品の買取を強化しています。