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2016/02/12パライバトルマリンを科学的に知る

パライバトルマリン

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パライバトルマリンを科学的に知る

美しくネオンブルーに輝くパライバトルマリン。トルマリンの中では最も高価な石として知られていますが、実はほとんどの個体が加熱処理を施されています。

  • パライバトルマリン 産出国

    パライバトルマリンは昔から産出がりましたが、大きな個体が採れず宝石として大きな評価を得る事がありませんでした。1990年ごろにようやく、大きな高品質の個体が供給されるようになるとその価値が認められ需要が拡大しました。しかし、鉱山の利権の争いが続き、安定的な供給が出来なくなり、今では幻の宝石になりつつあります。 宝石の価値が上がっているというよりも、供給がままならない事による希少性の側面での相場上昇になります。宝石業界としては良い事とは言えません。 そんなパライバトルマリンですが、南米だけではなくアフリカからも産出があります。モザンビークやナイジェリアから質はそこまで高くありませんが、産出があります。 これは南米大陸とアフリカが同じ土地だった事を表す証拠だと言えるでしょう。土地を構成する成分が極めて似ていることからも、この離れた土地でパライバトルマリンが産出される事はなんら不思議ではありません。
  • パライバトルマリンの加熱処理について

    トルマリンは基本的に加熱処理がされない宝石として認知されています。希少性の側面から相場はかなり低い宝石になりますので、基本的に傷がまったくない事が前提の宝石です。 しかし、パライバトルマリンは小さな内包物を多く含む個体が多くあります。また、1ctを超える個体で照りが良いものが少ないので人工的に処理がされている事が多いです。 しかも、厄介なことに現段階ではパライバトルマリンの加熱処理を確実に判断する方法がないのです。これは宝石業界にとっては非常に悲しい話です。人工的に質の高い宝石になったものと、手を加えられていない地球が生み出してくれた美しい宝石の価値を区別する事ができないのです。 基本的に、人工加熱処理がされた物が流通していると思った方が無難だと感じます。
  • パライバトルマリンの色について

    加熱処理がされているかは基本的に分からないパライバトルマリンですが、選ぶ時は何を基準にすればよいのでしょうか。 流通量が少ない宝石ですのでネットを頼りに探されている方も多いと思います。写真では色の判別がしにくいと思いますので、鑑別書に記載されている銅(Cu)とマンガン(Mn)の含有量を目安にすると面白いと思います。 日本では緑系の石よりも圧倒的にネオンブルーの相場の方が高いですが、色の違いは銅とマンガンの含有量の違いで、ある程度判別できます。銅の成分は1,5%〜3,0%程ですが、基本的に多いほど青系の色がでます。マンガンの方が多くなると緑色系のパライバトルマリンになります。 今まで見てきた中ですと、銅が3,0弱、マンガンが2,0くらいの比率がとても綺麗なネオンブルーでした。 参考にしてみてくださいね。
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