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ルビー
2018/10/31ルビーの産地について 〜上級編〜
ルビーの産地について説明します。今回は1番人気のモゴック産以外の産地についてご紹介いたします。
初級編である程度ご説明いたしましたが、ルビーは産地が非常に重要になってくる宝石です。産地によってルビーが見せる表情は大きく変わります。綺麗な見た目の物程高額になりますが、綺麗だと言われているルビーのほとんどが有名な産地の石です。
今回はモゴック産以外の、タイ産、モンスー産、モザンピーク産について触れていきます。
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タイ産ルビーとは
タイ産ルビーについてご説明いたします。タイはルビーの研磨と取引の中心として非常に有名です。ダイヤモンド等もそうですが、産出地と研磨地が違う事がほとんどです。モゴック産のルビーも基本的にはタイに持ち込まれて、カット、研磨されます。
そんな背景もあり、タイにとってルビーはとても大事な宝石です。
タイでも昔からルビーの産出はありましたが、飛躍的にタイ産のルビーが市場に出回るようになったのは、加熱による色の改善の技術が進歩したからです。加熱処理により、美しいルビーが産出できるようになった事に加えて、ビルマが宝石鉱山を国有化した事でビルマ産ルビーの激減が重なり、一気にタイ産ルビーがマーケットに出回りました。 -
タイ産ルビーの特徴
タイ産ルビーの品質はとにかく色に注目してください。タイ産のルビーには大きく分けて3種類の色があります。
1 レッド
2 レッドパープル
3 レディッシュパープル
タイ産ルビーはこの3つの色が分かるようになってください。タイ産のレッドは非常に美しく、モゴック産のルビーに匹敵するものもあります。特に色に関しては深い赤を感じることができます。ただ、照り(透明度)の部分ではモゴック産に大分おとります。
綺麗な深い赤色でも、色が濃すぎて透明度が低い物が多くなります。
次にレッドパープルですが、この色がタイ産の特徴的な色になります。赤の中に紫を帯びたピンクを感じます。紫を感じるルビーの価値が極端に下がるのは、タイ産の可能性が高いからという理由もあります。
さらにレディッシュパープルになるとグレーやブルーを感じてきます。どんなに綺麗なレディッシュパープルでも全体のビューティーグレードで言えばBランク程にとどまると思います。 -
モンスー産ルビーとモザンビーク産ルビー
モンスー地方はミャンマーの真ん中くらいに位置します。モンスーはモゴックと同じミャンマーでも基本的に高品質の産出はありません。ただ、モンスー産のルビーに適した加熱処理の技法が発見されてからは、かなり綺麗なルビーの産出が可能となりました。それでも、原石の段階で傷が多い個体が多く、また大きな石目の産出も少ないため、多くは0,5ct前後におさまります。
モザンビーク産のルビーは今、1番注目されている産地です。2008年に開発された非常に新しい産地として注目を浴びています。ミャンマー産と比較すると少しオレンジを感じる赤色ですが、タイ産のピンク系よりは上品さを感じるルビーだと思います。宝石は伝統を重んじる文化があるため、モザンビーク産の価格がいきなり高騰する可能性は少ないですが、継続した産出とクオリティが維持できれば、モゴック産の次に高い価格が付く可能性は高いと思います。
実際に、当初はミャンマー産の10分の1以下だった価格も現在では2割以上の相場になっています。どのくらいまで相場が上がってくるか非常に楽しみです。 -
最後に
ルビーは宝石の中でも数が少ない宝石の一つです。産地によってほぼ価格が決まってしまいます。非常にきれいで、産地もよく、大きさの大きいルビーは、ダイヤモンドよりも高く取引されることもあるなど、高い評価を得ている宝石です。
ルビーは現在価格が上がっている宝石の一つです。整理をお考えでしたらエコスタイルへご相談ください。大きく、希少性のある物はお預かりをし、専門機関でしっかりと確認をして金額をご提示しますので安心です。
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